上達は何事もマネからなんだけれども
- yukiiyy55
- 7月10日
- 読了時間: 3分
こんにちは新潟カメラマン岩橋由希子です
上達するにはマネが一番!と言いますが、意外とマネができない、マネのやり方がわからない
という方を耳にします。
実は私が初めての物撮り時、デザイナーさんから貰ったカンプ(見本)通りに撮れなかったことがありました。ライティングができないと言うより緊張して頭が真っ白になってしまったのです。
丁度お世話になっていたスタイリストさんがいらして、手伝っていただきなんとか撮り終えましたが、
その時はもう悔しいやら、恥ずかしいやら、なんで教えてくれないの!(八つ当たり)の状態で
今思うと、上手くなりたくてもやり方がわからないとダメだなと思いました。
そんな私が見つけた、マネをして写真を上手くなる方法を書きたいと思います。
<なぜできない?原因を探ってみたら>
最近の話ですが、フリーになってからは簡単なスタイリングは自分でして撮影をしていますが、
もう少しスタイリングが上手くなりたいと思い、インスタで見つけた写真をマネしようとしたところ
思い描いていたものが撮れない!なぜ?どうして?と、ものすごくパニックになりずっと悩んでいました。仕事だったら、商品(主役)が明確だからできるのに、なぜ、いいなと思ったことができないのか?......。それは全体のイメージを漠然と見ていたから、だったのです。
では、どうやったら上手くマネができるのか、それは細分化するだったのです。
<細分化のやり方(物撮り編)>
まず、見本に対して何に惹かれたか?を細かく明確にします。
(光ライティング、カメラアングル、一番印象に残った被写体(物・人物)、強く感じた色合い、など。)
気になる写真をじっくり見て自分の気持ちを書き出してみます。
2.その中で、一番気になるもの、メイン主役となる物を選びます。
3.その気になるものを中心にして、二番目に気になるもの三番目に気になるものと順番に
セッティングしていきます。
4.最後に、いらないものを外したり足したりしていきます。
これが私の細分化のやり方です。
物撮影で例を書きましたが、人物撮影でも同じようにできます。
今回のブログのカバー写真は、大好きな映画監督デビッド・リンチの作品、
ツインピークスのオマージュ※です。
撮影する前に細分化したのは
1.赤、カーテン、暗い、不安、カーテンのドレープ、アップルパイ、ストライプの布
2.メインは赤のカーテンのドレープ
3.ストライプの布、暗い不安なライティング、アップルパイ
4.イメージが足りなかったので、カトラリーとりんごを置きました。
この写真の見本はありませんが、ツインピークスで検索すると色々なオマージュ写真が出てくるので
それを見本にして撮影してみました。yukiko.foodphoto
写真はマネをすると本当に早く上達します。実はマネのやり方さえ知っていれば、ただのマネではなく
オリジナルまで表現ができるので是非トライしてみてくださいね。
※オマージュとは、原作に敬意を払ったうえで、独自のアレンジを加えた作品を作り出すこと
see you!